原來如此

30代、都内住み、豆腐メンタルワーママ

学生の頃を思い出す

小学生の頃、将来の夢は公務員になることだった。

人並みの生活を送りたい、クビにならない安定した仕事、そんな考えだったんだと思う。当時は、家も貧しくなかったが、物心ついた頃から、心配性だった。

その後、実際、家計が非常に苦しくなり、子供ながらにも、世の中平等でなく、この貧困を抜け出すために出来ることは勉強しかないなと思っていた。

あまり治安の良い地域に住んでなかったので、特に中学生の頃は、周りに不良と呼ばれる人が結構いた。普通だった友達も影響され、何だかおかしな方向に進んでいった。

でも、生まれながらの心配性の私は、全く彼らの影響も受けず、図書館で本を借りて夜な夜な読み、部屋にこもりラジオを聴いて、せっせと文通したりしていた。友達付き合いもあまりなかったので、いつも1人だった気がする。

高校生になると、部活に入ったおかげで友達も出来て、彼氏も何人か確かにいた。いま思うと、彼らは私の勉強を妨げる要因になっており、結果浪人した。

お金はなかったけれど、とにかく家を出たくて、当時の彼なる人が進学した地域の、学費が抑えられて寮がある大学に進学した。私の学力で確実に受かるところはそこしかなく消去法だった。

その後も、大事な選択を迫られる時は、当時の自分と何ら変わらない感じで、やり過ごしてきたと思う。